肌の保湿力を上げる

化粧品に配合されているヒアルロン酸の効果

 

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は、アミノ酸と糖分が重なってできている粘り気のある成分で、「ムコ多糖類」の一種です。「ムコ」とは、ラテン語で「MUCUS=動物の粘液」と言う意味です。

 

ヒアルロン酸は、目や関節、皮膚など、ももともと私たちの身体の中にも存在している成分です。

 

皮膚にあるヒアルロン酸は、コラーゲンやエラスチンなどと一緒に、主に、皮膚の奥の真皮に存在しています。

 

真皮の中で水分を保持し、クッションのように肌に弾力を持たせています。

ヒアルロン酸の特徴は、水分を保持する力が非常に高いということです。1gで6リットルもの水を保持することができると言われています。

 

ヒアルロン酸自身の6000倍もの水を保持できるということなので驚きですよね。

 

ヒアルロン酸を増やすには

ヒアルロン酸は赤ちゃんの時が最も多く、年齢を重ねるごとに減ってしまいます。

 

30代から急激に減り始め、40代になると赤ちゃんの頃と比べると約半分の50%まで減少し、60代になると赤ちゃんの頃の25%まで減少してしまうと言われています。

 

ヒアルロン酸が減少すると、肌のみずみずしさやハリが無くなり、乾燥肌やシワの原因になってしまいます。

 

年齢とともに減ってしまうのは、仕方ないのかもしれませんが、出来るだけヒアルロン酸を減らさずに、同年齢の他の人たちよりも若々しさを保っていたいですよね。

 

ではどのような対策をしたら良いのでしょうか?

コラーゲンやエラスチンも同じですが、ヒアルロン酸は、真皮内の「線維芽細胞」から生成されます。

 

なので、ヒアルロン酸を増やすには、「線維芽細胞」を刺激して活性化することがポイントになってきます。

 

線維芽細胞を刺激する成分では、「コラーゲンペプチド」や「ビタミンC誘導体」などがあります。

 

コラーゲンペプチドは、サプリで摂るのが効果的です。

 

ビタミンC誘導体は、ビタミンCを安定して肌に届けることができる成分で、特に新型のビタミンC誘導体「APPS」が配合されている化粧品は、真皮に届くと言われています。

 

また、ヒアルロン酸を増やすには、バランスの良い食事も欠かせません。いくら線維芽細胞を刺激しても、体の中の栄養分が不足していたらヒアルロン酸を作り出すことは難しいですよね。

 

なので、ヒアルロン酸を増やすには、規則正しい生活(特にバランスの良い食事)をして、線維芽細胞を刺激することを心がけるようにしましょう。

 

化粧品に配合されている
ヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸配合の化粧品はたくさんありますが、化粧品に配合されているヒアルロン酸は、真皮にまで浸透することはありません。

 

ヒアルロン酸を肌に塗っても、肌の真皮にもともとあるヒアルロン酸が増えるということでは無いのです。

 

年齢とともに減少してしまう真皮の中のヒアルロン酸を、ヒアルロン酸配合の化粧品で補うということはできません。

 

では、ヒアルロン酸はなぜ配合されているのでしょうか?

化粧品に配合されているヒアルロン酸は、あくまで保湿成分として配合されています。表皮の一番外側の角質層の保湿成分を補うためです。

 

化粧品で使われるヒアルロン酸には、

  • ヒアルロン酸ナトリウム 分子量100万以上
  • アセチル化ヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸) 分子量1万~10万
  • 加水分解ヒアルロン酸(浸透型ヒアルロン酸) 分子量1万以下

などがあります。

この中で一番分子量の小さい「加水分解ヒアルロン酸」でも、角質層までしか浸透しません。

 

つまり、化粧品に配合されているヒアルロン酸は、角質層にもともと存在している保湿成分の「皮脂膜」「セラミド」「NMF(天然保湿因子)」などを補うために配合されていると言えます。

 

ヒアルロン酸は、保湿力が高い成分です。セラミドなどと一緒にヒアルロン酸が配合されていると、セラミドの効果もより高くなるとも言われています。